ビタブリッドCフェイスとニキビについてパターン別に解説
ビタブリッドCフェイスとニキビの関係について知るには、次の3つの事を考える必要があります。
- ビタブリッドCフェイスでニキビが治るのか?
- ニキビ肌でもビタブリッドCフェイスを使って良いのか?
- ビタブリッドCフェイスはニキビ跡に良いのか?
ビタブリッドCフェイスは純粋なビタミンCが主成分で、ビタミンCはお肌のトラブルに最適と言われ強い抗酸化作用と肌の再生や炎症をおさえる働きがあります。
このタメ、ニキビに全く効果がないという事はなく、むしろこの作用からニキビ用品にはビタミンCがよく使われます。
この事からビタブリッドCフェイスがニキビに悪い事はなく、ニキビ肌にビタブリッドCフェイスを使っても良いのか?ニキビができやすくなるという事はないのか?という不安をいだく必要はありませんが、ニキビと言っても上の3つの状況があるのでこれら3つについてそれぞれ考えてみます。
ニキビが治る?
一つ目の、そもそもニキビに良いのか?という話です。
ニキビと言ってもニキビには「思春期ニキビ」と「大人にきび」の2つがあります。
思春期ニキビ
思春期ニキビは思春期にできるニキビで、思春期ニキビの原因は主に皮脂が詰まる事です。
成長期に皮脂が大量に出るのはしょうがない事で、これは防ぎようがないので対策としては洗顔をしっかり行う事が大切です。
大人にきび
これに対し大人になってからできる大人にきびは、口周りやフェイスラインにできやすいので顎ニキビとも呼ばれ、主な原因はストレスやホルモンバランスの乱れや、肌の表面は普通でも肌の内側が水分不足になるインナードライも含めた肌の乾燥です。
肌が乾燥すると肌を守ろうと皮脂が多めにでるので、この皮脂が詰まる事によりニキビが発生する事になります。
これら2つのニキビに対する対策で共通して言えるのは、皮脂による詰まりを防ぐという事になります。
そこでビタブリッドCフェイスはどうでしょう?
ビタブリッドCフェイスの主成分のビタミンCは毛穴を引き締めると共に皮脂のバランスを整え、余分な皮脂の発生を防ぐのでニキビには相性がいいと言えます。
また毛穴の詰まりは洗顔で落とすのが第一ですが、この他の方法としては自然に行われる肌の再生(ターンオーバー)の活動を乱れさせず規則正しく行われるようにする事が大切です。
この点を考えるとビタミンCは肌の再生に強く作用します。
これはビタミンCが血管を強くし血流を良くする事と、コラーゲンを作り出す事に関係しているからで、新しいコラーゲンが作り出されるタメにビタミンCは必ず必要な成分だからです。
肌のターンオーバーにより新しい皮膚が作り出されると、古い皮膚はドンドン表面に出てくるので毛穴の詰まりも解消できると言う事になります。
またビタミンCは炎症をおさえる働きがあるので、これらを考えるとビタブリッドCフェイスはニキビに相性が良いと言う事になります。
ニキビケア専用品との違い
しかしビタブリッドCフェイスはニキビ向けの商品ではありません。
そこでニキビ用品ではどの様な事が行われているのか考えて見ましょう。
一般的なニキビケア用品で行われるのは次の2つです。
- 殺菌剤でニキビの原因アクネ菌を減らし保湿する。
- グリチルリチン酸などで炎症をおさえ保湿する。
ニキビがひどい場合は医薬品でアクネ菌を減らす方が早いでしょう。
また保湿する理由は肌の再生(ターンオーバー)を促進する事が目的なので、ニキビ用の医薬部外品や化粧品にはコラーゲンやプラセンタが含まれています。
肌の再生ターンオーバーは約28日周期で行われると言われています。
「アクネ菌を殺す」「炎症をおさえる」「保湿により肌を再生させる」という3つのポイントが見えてきましたが、これらの事を目的にあった化学的な成分で行うか、自然成分のビタミンCで行うかという事が大きな違いになってきます。
ビタミンCはこれらの事にすべて作用するので肌の万能薬と呼ばれるワケです。
ここまで見るとビタブリッドCフェイスはニキビに良いと言えますが、ニキビ用とは言えないので軽い大人ニキビなどには良いかも知れませんが、ひどいニキビやニキビを重点的に治そうとするならやはりニキビ向けの商品を使った方が良いと言えます。
ニキビ肌に使っても良い?
ニキビに良いかどうかの次はニキビ肌でも使って良いのか?という話です。
ニキビに良いかどうかで見てきたように、ビタブリッドCフェイスはニキビに全くダメというワケではなく、むしろ普通の化粧水だけよりはビタブリッドCフェイスを混ぜた方が良いという事になります。
そもそもニキビ肌という事は普段の肌の状態が次の様になっているはずです。
- 顔の皮脂が多い。
- 洗顔があまく汚れがしっかり落ちていない。
- ホルモンバランスが乱れている。
洗顔についてはしっかり行うしかなく、ホルモンバランスについてもストレスの解消や食べ物にサプリなどで体調管理を行うしかないですが、皮脂についてはビタブリッドCフェイスの相性は良いと言えます。
そもそもニキビができる原因は皮脂で詰まる事ですから、皮脂が正常の量で出ていれば問題無いワケです。
そこにきてビタミンCは皮脂量を正常化する働きがあるので、ニキビ肌に向いていると言えます。
また先ほども触れたように、皮脂が多いから皮脂肌と思っていても実は肌の内側が乾燥している乾燥肌という場合もあります。
ニキビができやすいニキビ肌の場合も、化粧水だけよりはビタブリッドCフェイスを混ぜて使った方が良いと言えるでしょう。
ニキビ跡に良い?
最後はニキビ跡についてです。
ニキビ跡を治すには肌の再生しか方法はありません。
このタメ病院やクリニックに行くとピーリングが行われるのが普通で、ひどいニキビ跡の場合はレーザーで皮膚を削る事も行われます。
そこでビタブリッドCフェイスとニキビ跡について考えてみます。
ニキビ跡も色々なパターンがあります。
- 色素沈着
- クレーター
- しこり
- 赤み
ビタブリッドCフェイスのビタミンCは肌の再生作用がある事はこれまでの話のとおりで、これだけを考えればビタブリッドCフェイスはニキビ跡にも意味はあると言えます。
この肌の再生により美白に近づけるという事にもなるのですが、軽いクレーターやしこりであればビタミンCにより生み出される新しい皮膚細胞で何とかなるかも知れません。
しかし完全なクレーターやしこりについてはそれだけでは間に合わないので、皮膚科やクリニックに行った方が良いと言えます。
ただ、色素沈着や赤みについてはビタブリッドCフェイスも意味がありそうです。
色素沈着の原因はメラミンで赤みの原因は炎症しているからですが、ビタミンCは抗酸化作用によりメラミンを還元する働きがある事と炎症を抑える作用があるからです。
ビタブリッドCとニキビについての考え方
ビタブリッドCフェイスとニキビについて見てみると、水だけよりは化粧水とビタブリッドCフェイスを混ぜた方が良いという事になります。
またニキビ肌だけどビタブリッドCフェイスを使っても良いのか気になっている人にも、今のままよりは良いと言えるでしょう。
ただしビタブリッドCフェイスはニキビ専用品ではないので、ニキビのタメだけにビタブリッドCフェイスを使うのではなく、ニキビやニキビ跡があってもビタブリッドCフェイスは使えるし、むしろ普通の化粧水だけよりは使った方が良いと考えた方が良いでしょう。
この他にもニキビについて考えると、ビタブリッドCフェイスにはアラントインという成分も含まれています。
アラントインは肌の修復作用があり、傷ややけどにもよく使われ炎症をおさえる働きもある成分です。
また、ビタブリッドCの商品にはビタブリッドCフェイスの他にも全身の肌トラブル用としてビタブリッドCスキンがあり、その商品にしか入っていない成分は次のようになります。
ビタブリッドCフェイス
- アセチルグルコサミン:ヒアルロン酸やコラーゲンの増加で肌の水分量を上げる。
- ナイアシンアミド:美白成分。
- アデノシン:紫外線から肌を保護する。コラーゲンの増加にも作用する。
ビタブリッドCスキン
- マデカッソシド:傷や腫瘍、やけどによく使われる成分。炎症をおさえ皮膚の再生を促進する。
ビタブリッドCフェイスとスキンの成分の違いは下の表になります。
ビタブリッドCフェイス |
ビタブリッドCスキン |
---|---|
アセチルグルコサミン | 水 |
ナイアシンアミド | セリン |
セリン | ベタイン |
ベタイン | アラントイン |
加水分解コラーゲン | マデカッソシド |
アデノシン | 加水分解コラーゲン |
水 | |
アラントイン |
この表はビタミンCなどのビタブリッドC共通成分は省いてあり、赤字がその商品だけに含まれる成分なので、その成分を見ればビタブリッドCフェイスとスキンの違いがわかります。
また、肌や傷の再生と言えばアラントインもあります。
この表は上から配合量の多い順になっていて、さらにビタブリッドCスキンの方が成分の数が少ないので、一つ一つの成分の配合量とアラントインはビタブリッドCスキンの方が多く入っているという事になります。
メーカーはどう考えているのか
では販売メーカーのビタブリッドジャパンは、ニキビに対しどういったアドバイスをしているのでしょう?
この問い合わせへの回答は「アラントインが入っているのでビタブリッドCスキンの方がおすすめ」となっていて、ニキビとアラントインの関係について触れています。
この事からもニキビとアラントインは相性が良いという事がわかります。
しかしこの回答は少し前の回答で、今のビタブリッドCフェイスにも成分の追加によりアラントインが入っています。
そうなるとビタブリッドCフェイスもスキンもどちらも良いという事になりますが、先ほど触れたようにビタブリッドCスキンの方がアラントインの配合量が多いので、やはりニキビ重視ならビタブリッドCスキンがおすすめという事になります。
自分の考えにあわせて選ぶ
これらの事からビタブリッドCフェイスとニキビについて考えると、次の様な事が言えます。
美肌を目指しビタブリッドCフェイスを使って見たいけど、時々できるニキビへの影響も気になる人はビタブリッドCフェイス。
色々なニキビケアをしてきたけど今一つ、美肌も目指しながらニキビやニキビ跡のケアを行いたいとニキビをメインに考える人はビタブリッドCスキン。
本当にビタブリッドCはニキビにも良いのか疑問に思うかも知れませんが、海外ではニキビ用のビタブリッドCも販売されています。(*日本ではまだ販売されていません。)
もっと簡単にまとめると
という事になります。
ニキビ肌にビタブリッドCフェイスを使用しても、ひどいニキビでなければ大丈夫で、むしろニキビとビタミンCは相性が良いのでビタミンCでもニキビケアができます。
ニキビがあるのにビタブリッドCフェイスを使って良いのか?
ビタブリッドCフェイスを使うとニキビができやすくなるのでは?
という事を気にしているのであれば、それは全然問題ありません。
繰り返しになりますがニキビとビタミンCは相性がよく、ニキビケア商品にビタミンCが入っている事も良くあります。